鯵の選び方|新鮮で脂ののった鯵の見分け方

お手頃な価格と和洋折衷様々な料理の材料として使用することができる「鯵 (あじ)」といえば、フライや干物、みぞれ煮に塩焼きなど揚げたり、焼いたり、煮込んだりする料理で食べるのが定番ですが、5月から7月の初夏に水揚げされる鯵は、身がキュッと引き締まっていて脂のりの良い新鮮な状態で出回ることが多くなります。

そのため、この時期の鯵をおいしく食べるならば、お刺身やなめろう、たたきなど生のまま頂くのが1番です。

ですが、お店に並んでいる全ての鯵が新鮮だとは限りません。

なかにはちょっぴり鮮度の落ちた鯵も混じっていることがあるからです。

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そこで、今回は新鮮な鯵の選び方についてご紹介します。

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新鮮な鯵の選び方

新鮮な鯵の選び方は、以下の4点です。

体の張り具合

鯵をはじめ新鮮な魚は、必ず体に張りがあります。

その理由は、死後直後のため身がキュッと引き締まり、ピンとしているからです

色つや

新鮮な魚は、お店に並んでいても本来の鮮やかで光沢のある美しい色をしています。

鯵の場合、体が青光りしているものを選ぶのがポイントです。

目の澄み具合

目が黒々としており、澄んでいる魚は新鮮な証拠となります。

反対に、鯵の目の周辺が赤くなっている、黒目が濁って白くなっている、目玉が沈んで顔全体に血が滲んでいるなどの状態の場合は、明らかに鮮度が落ちてきている証拠となりますので要注意です。

ウロコの状態

キレイなウロコの魚は鮮度が良いと言われていますが、多少剥がれていても問題ありません

ただし、鯵の場合は体側にある棘によく似た「ゼイゴ」と呼ばれるウロコが、くっきりとしており尖っているかどうかをしっかり確認してください。

プロ直伝!新鮮な鯵の見極め方 【一尾編】

旬を迎えた鯵は、旨味成分「イノシン酸」を豊富に含んでいるため、淡白なのに複雑な味わいが楽しめるクセの少ない背青魚として人気があります。

そのため、お寿司屋さんなどでは旬を迎えた新鮮な鯵をお客さんに味わってもらうため、目利きのプロと呼ばれています。

そこで、プロの方々がどのように新鮮な鯵を見極めているのかをここでこっそりとご紹介します。

鯵のエラをめくって色を確認

新鮮な鯵はエラをめくると鮮やかな赤色をしています。もし、茶色をしていたら鮮度が落ちている証拠となりますので避けましょう。

お尻を見る

パック詰めされている鯵の場合、エラをめくることができません。

その際はお尻を見てください。

鯵に限らず、新鮮な魚は全てお尻がキュッと締まっており、反対に内臓が傷んでいたり、鮮度が落ちている魚はお尻が緩くなっています。

脂ののり具合をチェック

旬を迎えた鯵は確かに脂のりが良いと言いますが、手を触れずに脂ののり具合を確認することは素人では難しいのではないかと思われた方も多いと思います。

ですが、鯵の脂ののり具合は手を触れなくてもはっきり知ることができるのです。

実は、脂ののった鯵は頭が小さくて身が厚いという特徴があります

この特徴さえ知っていれば、誰でも脂ののった新鮮な鯵を選ぶことができますので、是非スーパーやデパートの鮮魚コーナーで味を見つけたら、頭が小さくて身が厚い鯵を探してみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか。

これから鯵のおいしい季節がやってきます。

アジフライや干物、塩焼きなどで頂く「鯵」も十分おいしいですが、脂がたっぷりのった新鮮な鯵を使ったお寿司やなめろう、たたきなどの料理は、この時期でしか味わうことができませんので、この機会に鮮度の良い鯵を購入して、絶品の生アジ料理を堪能してみてはいかがでしょうか。

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