大分県には、雪ん子寿しや茶台ずし、お方ずしなど様々な郷土料理がありますが、そのなかでも一際目を引く郷土料理が「アジの丸寿司」です。
アジの丸寿司とは、米水津地域に住む漁師さんのお家に古くから伝わる家庭料理のことであり、昔からお祝いの席やお祭りなどの来客時に歓迎の意味を込めて1つ1つ手間暇かけて丁寧に作られています。
しかも、アジの丸寿司は1度食べたら病み付きになる絶品ご当地グルメでもあるため、出来ることならばお家で簡単に作れないものかと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は大分県米水津地域の郷土料理「アジの丸寿司」の簡単な作り方と大分県を訪れた際に1度は訪れて頂きたい絶品「アジの丸寿司」が食べられるオススメのお店をご紹介します。
大分県米水津地域の郷土料理「アジの丸寿司」とは
大分県米水津地域に伝わる郷土料理「アジの丸寿司」は、アジを丸ごと背中から包むように赤いしその葉でクルンと包んだアジ料理であり、赤いしそで鯵を包んでいるのは丸寿司を日持ちさせるための知恵なのだそうです。
アジの丸寿司は、獲れたばかりの新鮮な鯵を背開きにし、塩でしめた後にお酢で漬け込んだら、アジの中に酢飯を詰め込んで赤いしその葉で背中側から包み込んだ姿寿司です。
ご家庭によってアジの丸寿司の作り方が若干異なるかと思いますが、比較的誰でも簡単に作れるアジの丸寿司の作り方をここでご紹介します。
「アジの丸寿司」の作り方
- まず、鯵のウロコを取り除き、身を開いて中骨・はらわた・目玉・オサをキレイに取り除きます。
- 流水でキレイに洗い、しっかりと水分を拭き取ります。
- 鯵の両面に塩をふりかけ、30分ほどおきましょう。
- 3.のあいだに酢飯を作り、冷ましておきます。
- 30分後、鯵を酢水で洗い、鯵用の合わせ酢に30分ほど漬け込みます。
- 5.の後、お腹に残っている小骨などをキレイに取り除き、酢を絞ってください。
- 鯵の裏側にわさびを塗り、青じそを敷きます。
- 7.の上に冷ましておいた酢飯を小さく握り、かたちを整えたら完成です。
鯵は非常に栄養価が高くGI値も低いヘルシーな青魚ですので、丸ごと食べられるアジの丸寿司は健康と美容に気を遣っている方にたいへんオススメの料理と言えるでしょう。
大分県でおいしい「アジの丸寿司」が食べられるオススメのお店をご紹介
大分県といえば、関アジや関サバ、津久見のマグロにプリップリの伊勢海老などが獲れる「魚介の宝庫」として有名な県ですので、県内には獲れたて新鮮な旬の魚介類を使った絶品グルメを提供しているお店がたくさんあり、どのお店に入ったら良いのかと悩んでしまう方も大勢いらっしゃいます。
ですが、せっかく大分県を訪れたのですから、ここは大分県米水津地域の郷土料理「アジの丸寿司」が食べられるお店に行くのはいかがでしょうか。
民宿 戸髙の丸寿司は、小アジの中骨までキレイに取り除いて作られていますので頭ごと食べることができます。
中骨をキレイに取り除いた小アジに梅酢に漬け込んだ赤じそで巻いて作られるアジの丸寿司は、アジの旨味と赤じその爽やかな酸味が味わえる逸品ですので、是非この機会に食べてみてはいかがでしょうか。
住所:大分県佐伯市米水津大字色利浦318
電話番号:090-4774-4764
今回は、大分県米水津地域に伝わる郷土料理「アジの丸寿司」をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
お祝いの席やお祭りなどでよく食べられるという「アジの丸寿司」は、1つ1つ手間暇かけて作られる愛情がたっぷり込められた絶品アジ料理ですので、大分県を訪れた際は、是非食べてみてはいかがでしょうか。