鮭の栄養とカロリー|鮭とは

半月に1回は食べているという方も多い「鮭」は、塩焼き、照り焼き、ムニエル、マリネ、パスタなど、和洋折衷様々な料理の食材として用いることができ、さらに価格も1年を通して安定しているため、主婦から「お財布に優しい魚」として人気を集めていますが、最近では家庭だけではなく、病院や学校、福祉施設などで提供されている食事やお弁当にも鮭が頻繁に登場するようになりました。

そんな、多くの日本人から愛されている「鮭」ですが、なかでも特に鮭をこよなく愛している方々がいます。

それは、健康志向の方や毎日欠かさずエイジングケアを行っている女性たちです。

実は、鮭には私たちの健康と美容に欠かせない栄養素が豊富に含まれており、しかも100gあたりおよそ133kcalと全食品中やや低めのカロリーなので、ダイエット中でも比較的安心して食べることができるため、健康や美容に気を遣っている方々のあいだで愛食されているのです。

では、健康と美容に気を遣っている方々のあいだで愛食されている「鮭」の気になる栄養やカロリーをご紹介しましょう。

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鮭に含まれる栄養とは? 

鮭には、白鮭、銀鮭、紅鮭、トラウトサーモン、サクラマスなど様々な種類がありますが、日本では古くから「鮭」というと「白鮭」を指しており、現在では白鮭の漁獲シーズンが9月から11月にかけ行われることから、別名「秋鮭」とも呼ばれています。

鮭は、マグロに次いで日本人が最もよく購入する魚介類のひとつとして知られていますが、実はおいしいだけではなく、私たちの健康や美容に欠かせないビタミンB群、微量ミネラル、オメガ3脂肪酸、アスタキサンチンなどの栄養が豊富に含まれているのです。

特にカロテノイドの1種であるアスタキサンチンは、カロテノイドのなかで最も高い抗酸化力を誇り、お肌が紫外線に当たったときや細胞内のミトコンドリアにてエネルギーの生成を行うときに発生する活性酸素の除去に優れた効果を発揮します。

アスタキサンチンの抗酸化力は、近年の研究によって、同じ抗酸化力を持つビタミンEのおよそ1,000倍、βカロテンのおよそ100倍あることが明らかとなり、大手化粧品メーカーでは、エイジングケアを目的とした化粧水やクリーム、美容液などの化粧品にアスタキサンチンを配合するようになりました

アスタキサンチンといえば、シミやシワ、たるみなどの肌老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化力が有名ですが、他にも

・LDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する

・眼精疲労や目の老化を予防する

・免疫力の正常化

・脳細胞を活性酸素から守り、認知症を予防する

など、様々な効果や効能を期待することができます。

鮭の気になるカロリーとは?

鮭のカロリーは、100gあたりおよそ133kcalと全食品中ではやや低めとなっていますが、全魚介類中では標準的なカロリーを持つ魚となります。

そのため、カロリーだけを見るとダイエットには不向きな魚であると印象を受けますが、ダイエット中は栄養バランスが崩れやすいため、お肌の調子が悪くなったり、体力の回復が遅くなってしまうことがあります。

しかし、鮭には、非常に高い抗酸化力を持つアスタキサンチンをはじめ、ビタミンB群や微量ミネラル、オメガ3脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれていますので、

・疲労回復効果

・持久力アップ

・脂肪の代謝を促す

・美肌効果

・生活習慣病の予防

などの効果や効能を得ながら、ダイエットを行うことが可能となり、健康や美容を損なうことなく、ダイエットに励むことができます。

ただ、白鮭は100gあたりおよそ133kcalなのに対し、紅鮭は100gあたりおよそ138kcalと、鮭の種類によって若干異なりますし、調理方法によってもカロリーが増えたり減ったりしますので、ダイエット中に鮭を食べる際は、鮭の種類や調理方法などに気を付けるようにしましょう。

今回は鮭の栄養とカロリーについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか。

鮭には様々な種類がありますが、全ての鮭が栄養満点というわけではありません。

アスタキサンチンなどの栄養素を豊富に含んでいる鮭は、産まれた川へと戻ってくる前に沖で漁獲された鮭に限られており、故郷の川に近いところで漁獲された鮭には、ほとんどアスタキサンチンが含まれておりませんので、健康や美容のために鮭を積極的に食べたいという方は、沖で漁獲された野生の鮭を食べるようにしましょう。

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