「鮭のまち」として有名な新潟県村上市には、100種類を越す鮭料理が存在すると言われており、この地で古くから料理屋を営んでいる「割烹 新多久」や「割烹 善蔵」などでは、村上市に伝わる100種類の伝統的な鮭料理の中から厳選された一部の料理を食べることができます。
しかし、「割烹 新多久」や「割烹 善蔵」といった格式高い老舗の料理屋で鮭料理を食べたい場合、ランチ・ディナー共に事前の予約が必要となるため、村上市の観光中にお腹が空いたとき、ふらりと立ち寄って伝統の鮭料理を食べるということはできません。
「じゃあ、予約できなければ村上市に伝わる伝統の鮭料理は食べられないってこと?」とショックを受けた方も大勢いらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。
なんと、2013年9月に予約をしなくとも村上市に古くから伝わる伝統的な鮭料理や鮮度抜群の海鮮を用いたお刺身や海鮮丼をいつでも食べることができる料理屋「海鮮一鰭 (いちびれ)」がオープンしました。
そこで、今回は新潟県村上市に古くから伝わる鮭料理を予約せずに味わうことができる人気の料理屋「海鮮一鰭」のオススメランチ・ディナーをご紹介します。
「海鮮一鰭」のオススメランチ・ディナーをご紹介
2013年9月、新潟県村上市大町にオープンした「海鮮一鰭」は、創業200年余の老舗魚屋「越後村上うおや」直営の料理屋です。
「あれ、ここって私設の『大町文庫』と同じ住所じゃない?」と驚かれた方も多いかと思います。
大町文庫とは、新潟県村上市の開業医・瀬賀弘行さんが2013年9月に「越後村上うおや」隣に建てた私設図書館のことです。この図書館は、瀬賀さんが高校時代にお世話になった今は亡き恩師たちの蔵書を貯蔵することが目的であり、先生方のお人柄と教養を忘れないために建てられたそうです。
地上2階建ての大町文庫に貯蔵されている年季の入った蔵書たちは、実際に手に取って読むこともできるのですが、ずっと立ちっぱなしで読み続けるのは大変だということで、大町文庫を運営している「越後村上うおや」の方々が、ゆっくりとくつろいで本を読めるよう、モダンなデザインの机と椅子を配置し、さらにいつでも空腹や喉の渇きを満たせるよう、コーヒーやお弁当などの注文も行っています。
「ところで、『大町文庫』と『海鮮一鰭』は別のお店なの?それとも同じお店なの?」と疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。
大町文庫と海鮮一鰭は、同じ建物内に存在しており、建物の1階に「海鮮一鰭」があります。
「海鮮一鰭」は、10:00~16:00 (L.O. 15:00)とランチタイムのみの営業ですので、ディナーを目当てにされている方は要注意です。
「海鮮一鰭」は、老舗魚屋「越後村上うおや」が運営している料理屋なので、鮮度抜群の魚介を用いた料理が自慢なのですが、老舗の技が詰まった伝統の鮭料理を味わうのがオススメです。
「海鮮一鰭」で提供されている鮭料理のなかで人気No.1のメニューが「塩引き鮭」です。
毎年秋になると、「越後村上うおや」の塩引き鮭を目当てに「海鮮一鰭」を訪れる方も多く、1度食べたら忘れられなくなると言われています。
ただ、「海鮮一鰭」はあくまで図書館の一角にある料理屋ですので、総席数も他の料理屋と比べると30席と少なく、店内には数多くの蔵書が貯蔵されておりますので、店内は全面禁煙となっています。
ですが、店外・屋外に喫煙スペースを設けてくださっておりますので、喫煙者の方でも気軽に利用できるお食事処と言えるでしょう。
今回は予約なしで村上市伝統の鮭料理の数々を堪能できるオススメ料理屋「海鮮一鰭」についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
「海鮮一鰭」では、14:00以降もランチメニューを扱っており、さらに数量限定のランチも用意されておりますので、村上市の観光中にお腹が減った際は、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
海鮮一鰭 住所:新潟県村上市大町4-5 電話番号:0254-75-5610 営業時間:10:00~16:00 (L.O. 15:00) 定休日:不定休 ※来店希望の方は事前に電話で定休日を確認しておくことをオススメします。 注意事項:ランチタイムのみの営業となりますので、ディナータイムの営業は行っておりません。 |