「燻製の王道」と呼ばれているスモークサーモンとは、別名「燻製さけ」と言い、塩漬けにした鮭を燻煙乾燥させて作られた鮭料理であり、ホームパーティーやバーベキューなど様々なシーンで用いられ、大活躍しています。
特にお酒を嗜む女性たちのあいだでは、クリームチーズやサワークリームを塗ったクラコットの上にスモークサーモンやいくら、香草を乗せたり、スモークサーモンの上にさらした玉ねぎとケイパー、パセリを乗せてフレンチドレッシングをかけるといったオシャレな食べ方が流行っており、最近では普通のサラダにスモークサーモンをトッピングしたり、ベーグルパンにスモークサーモンとクリームチーズを挟んで休日のちょっぴり遅めな朝食を楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。
そんなスモークサーモンですが、お店で購入するとちょっぴりお値段が張るため、出来れば作り方をマスターして手作りしたいという方も多いと思いますが、作り方が分からずに困っている方も多いのではありませんか。
そこで、今回はスモークサーモンの簡単な作り方をご紹介します。
スモークサーモンを手作りする方法とは?
「燻製の王道」と呼ばれるスモークサーモンは、冷燻製法と呼ばれる燻製方法で作られている燻製のため、手作りするのが非常に難しいと言われています。
ですが、作り方をしっかりと覚えてうまく作るコツを知っていれば、誰でも自宅で簡単にスモークサーモンを作ることができます。
欧米ではスモークサーモンを作る際、脂のりの良いキングサーモンを使うのですが、日本では紅鮭を使うのが一般的となっています。
では、スモークサーモンの作り方を簡単にご説明します。
1.旬を迎えた新鮮な紅鮭を300g用意します。
※紅鮭が無ければ、白鮭やニジマス、トラウトサーモンなどでもOKです。
2.手にビニール手袋を付け、キッチンペーパーで紅鮭の表面の水気をしっかり拭き取り、サーモンの容量の4%の塩・塩の半量の砂糖・お好みでブラックペッパーや香草類を鮭の身にしっかり擦り込みます。
3.冷蔵庫で1日塩漬けにしたら、再び手袋を付けて丁寧に水洗いした後、水気をキッチンペーパーなどでキレイに拭き取ったら、再び冷蔵庫に入れ、1日から3日ほど風乾燥させます。
4.数日後、風乾燥させた紅鮭をスモーカーにセットし、ウッドに火を点けてからピートを乗せて2時間そのままにします。
※スモーカー内が30℃を越えないように注意してください。
5.燻製が完了したら、冷蔵庫に入れて1日から2日ほど寝かせたら完成です。
30℃を越すと鮭の身に熱が入ってしまいホットスモークサーモンが完成します。
一般的なスモークサーモンとは違いますが、これはこれで美味しいので、捨てずにお酒のおつまみや夕ご飯のおかずにするのがオススメです。