新巻鮭の塩抜き方法とは
新巻鮭には、甘塩・中塩・辛塩など様々な種類があり、塩加減によって風味や日持ちなどが大きく異なります。
特に中塩や中辛塩の場合、甘塩に比べて塩が強いので、そのまま調理してしまうと塩辛くて食べることができなくなってしまいます。
もしも、塩の強い新巻鮭をお歳暮で頂いた場合、調理する前に塩抜きを行ってから食べるのがオススメです。
• 食べる分量の新巻鮭を用意し、サッと水洗いします。
• 容器にたっぷりの水を張り、少量の塩を加えます。
• 薄い食塩水の中に水洗いした新巻鮭を入れ、4時間から5時間ほど寝かせたら完了です。
まだ塩辛さを感じる場合は、水を取り換えて再度塩抜きを行いましょう。
新巻鮭の塩抜きを行うのが面倒な場合や塩抜きする時間が無い場合は、調理の際に使用する塩分量を減らして新巻鮭で補う方法や煮てしまう方法などがオススメです。
新巻鮭の食べ方
お歳暮で新巻鮭を頂き、さばいて塩抜きを行ったものの、どのように食べたらよいのか分からない方もいらっしゃることでしょう。
新巻鮭の食べ方は、ごはんを炊くときに骨をキレイに取り除いた新巻鮭の切り身を入れてふっくらと炊き上げた炊き込みご飯やほぐした新巻鮭を使ってペペロンチーノ、塩味を活かしてクリームパスタやシチュー、グラタンなどにするのがオススメですが、1番のオススメは「鍋料理」です。
鍋ならば、大量の新巻鮭を一気に消費することが出来ますし、塩気があっても最後の味付けの際にうまく調節することができるからです。
それでも新巻鮭の切り身が余ってしまったという場合は、軽く焼いてからフォークなどで潰し、細かな骨をキレイに取り除いてからフライパンでソフトなふりかけ状になるまで炒めて、白ごまと合わせればお手製鮭フレークが完成します。
また、新巻鮭は頭の先から尻尾の先まで余すことなく使うことができる北国に伝わる伝統料理ですので、旨味たっぷりの頭は霜降りにしてからあら汁にしたり、骨はカリッカリに揚げておせんべいにすることで栄養満点なおやつへと早変わりしますので、子どもたちのおやつにもピッタリです。
いかがでしたでしょうか。
新巻鮭をお歳暮で頂いたのは良いけど、塩辛くて食べられないと困っていた方やこんなにたくさんの新巻鮭をどのように消費したら良いのかと悩んでいた方は、今回ご紹介させて頂いた方法でスッキリ解決することができるかと思います。
北海道や東北地方に古くから伝わる伝統的な鮭料理「新巻鮭」は、平均4,000円から5,000円ほどで購入することができますので、この機会に新巻鮭を使った絶品鮭料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。